1.さて、前回から1ヶ月以上が経ちました。
移植の前に何かとやることがありました。
まず、基にする各ファイルの内容を大雑把に把握することから始めました。
数が多いのと各関数の看板がほとんど無いので機能、引数、戻り値の意味を理解する
のが大変です。まあ取りあえずは機能だけ理解できればOKです。
2.展示会用との事で機能を削って、最低限どの機能を使えば良いのかを考えます。
それに従いLinuxで必要な関数などを調べます。
3.画面の作成はGTK+用のGUIデザインツールソフトのGLADEを使用する事にしました。
ボタンの配置で難儀していたので、いろいろ探しました。ソースコードの値で設計するより
イメージが見られた方が断然いいですから。ただ、設計していた画面が100%実行した画面に
なるとは限りません。いくつか作っていくうちにそのように感じました。
また、ちょっと操作性が今ひとつしっくりこない感じです。
4.画面に関しては、GTK+を使用します。いくつかのサンプルに従い、作ってテストしました。
WEBで参考にしていたサンプルの関数が、現在のバージョンでは使えなかったり、
あるバージョンから使えなくなるとの情報があり、代替の関数を探す事やその
使用方法についてテストする必要が出てきました。
5.今回は使えるものはどんどん使う方針で、最低限の機能を実現するだけのソースファイルを
抜き出してとりあえずコンパイルしました。基のファイルはC++ですが、使用するのはCとして
使用するので、クラスを取り払ったり、Windows固有の関数、クラス、型などの必要のない
部分をマスクしたり、関数を置き換えたり、同等の関数を作ったり結構な量の変更を行いました。
コンパイルを通すだけで随分時間がかかりました。その次は、リンクです。
これまたエラーを潰すのが大変です。余分なものも含まれるのでそれらがエラーの原因だったり
ヘッダーのインクルードが原因だったり、エラーの原因を判断するのが私には大変でした。
随分ほかの人に教わりながら作業しました。
今回はここまでにします。次回は展示会直前を予定しています。